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Interview 【慶應義塾大】二ノ宮康平/酒井祐典/岩下達郎  【早稲田大】相井大樹/井手勇次


「慶應に来たからこそこういう経験ができた」
仲間に感謝し、周囲の支えでつかみ取った勝利に流れた涙

#4二ノ宮康平(慶應義塾大・4年・G)

早慶戦前の言葉には、力があった。
昨年の負けを決して繰り返したくない強い思いが伝わってきた。芯は強く、簡単には満足しない。いつでも「もっとよく」「もっと上へ」という答えが返ってくる。そんな彼にとって早慶戦は自分のいい部分を全て出し切りたかった試合のはずだ。しかしこのどうしても負けられない戦いを、思いの外長い時間ベンチで見守ることになったのは皮肉な展開だった。試合後は反省ばかりが口をついて出た。
だが、「みんなが助けてくれた」という言葉は大きな意味を持つ。これまで苦しい時に頑張り続けてきた二ノ宮を、今度はチームが支えた。最後の勝利へとつなげたプレーは、そうしたチームへの感謝と責任が表れた形に他ならない。互いを補い合う“チーム”へ、この早慶戦がきっかけとなるだろうか。


ー最後の早慶戦はどうでしたか。
「自分の出来が今までで最悪でした。でも早慶戦は何がなんでも勝ちたかった。岩下だったり(酒井)祐典だったり家治も他の4年生も頑張ってくれました。今日はベンチから見ている時間が長かったんですが、みんなが頼もしかったというか、本当に助けられたと思います。本当に勝ててよかったです」

ーファウルトラブルについては。
「自分の中で空回りしていました。結果的に良くなかったので、本当に助けられたというだけです。緊張ではないんですが、うまくいかなくてそれで“どうしよう”というのが先にありました」

ー3つ目のファウルを吹かれた時はまずいな、という感じでしたか?
「そうですね。2つ目はしたつもりはなくて、ファウルをしないでおこうとして、ちょっとひかかってファウルになってしまいました」

ーうまくいかなかったのはどういう部分ですか?

「自分のプレーもうまくいかなかったし、自分の思っているここと、仲間が動いていることも違っていたり、そういうのは自分が悪いとは思いますが、そのあたりです」

ー2008年の主将である鈴木さんがアドバイスをしてくれたということでしたが。
「調子が悪いことは絶対にあると言われていて、そういう時にそれを考えてどう立て直すかをイメージしておくべきだと。まさに今日はそうでした。鈴木さんは自分が4年生の時に全く動けなかったと言っていました。自分の場合は動けてはいたんですが、空回りして同じ状況になってしまいました。今日は自分がガードとして機能していなくて、それを祐典や岩下がフォローしてくれて結果が出たと思います」

ー後半、家治選手のシュートが苦しくなりましたが、そこは打っていいという気持ちでしたか。それとももう少し組み立てたかったというのは。
「入っている時はすごく良かったし、とても気合いが入っていてやる気も見えていました。後半はできればもう少しいいセレクションで打ちたかったというのはありますが、岩下もリバウンドで頑張ってくれていたので、セカンドチャンスの期待もありました。だから家治には強気で行けと言っていました。家治だけではなく、蛯名も度胸があったし、みんながよくやってくれました」

ーそうした周囲の頑張りがあって、終盤には二ノ宮選手
自身、3Pもドライブも積極的でした。最後は自分で行くと決めていたのですか?
「最後は勝負どころで自分が頑張らなければと思っていて、それがたまたまうまくいっただけですね。みんながフォローしてくれたからそれができたので、本当にみんなに感謝の気持ちでいっぱいです」

ー二ノ宮選手が人前で泣いているのを初めて見ました。
「恥ずかしいですね(苦笑)。勝ちが決まってきた時にやばい、もういいや、という感じでした。勝って泣くことは今までありませんでした。慶應に来たからこそこういう経験ができたんだと思うと、本当に良かったと思います」

 


二ノ宮康平/Kohei Ninomiya
慶應義塾大が誇る不動の司令塔。小柄だがスピード、攻撃力ともに優れ、努力家の一面も持つ。今期はU-24の学生代表として李相佰杯にも参加。春から主将として精神的にも一回り成長した部分がうかがえる。

 

 

 

 

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