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Interview 【慶應義塾大】二ノ宮康平/酒井祐典/岩下達郎  【早稲田大】相井大樹/井手勇次


「自分の生かし方が難しい」
果たすべき役割を実現するためのハードル

#7井手勇次(早稲田大・4年・PG)

これまでの早慶戦で何度となく慶應大を苦しめてきた井手。勝負際にシュートを決められる力は誰にでもあるものではない。貴重なタレントだ。だが最後の早慶戦は得点こそ2桁に乗せたが、どこか消化不良な面も残った。
それにはゲームの中で「自分の居場所」がはっきりしないという面が大きい。“個”で勝負できるキャリア豊富な面々は魅力的だが、井手のようなクラッチシューターを好機に生かすには、まだチームとして考えなければならないことは多い。だが1部復帰に向けて、春に得たものはあるはずだ。それをどう反省し、生かすかこれからが勝負だ。


−試合を終えて。

「勝てる試合を落としたと思います。悔しいです。最後の競り合っていた場面ですね。そういうところで強いチームと、トーナメントで上までいけないチームに差が出ると思うんですけど、そこで相手の方が経験があったと思います。今日は金井(#00)もケガをして出られなかったし、大丈夫かなというのはありましたが、最初は受けていた部分が次第に攻め気になっていきました。欲を言えばもう少しリバウンドを抑えて、相手のセカンドチャンスを減らしていきたかったのはありますが」

―今シーズン、ここまでのチームの状態ですが。

「金井がケガをしたことによって、1年生の河上(#21)や2年の藤原(#91)が出てきてくれました。藤原は4番ポジションでできていたと思いますし、ベンチメンバーにはプレイタイムをもらって挑戦できるという点で、モチベーションの高い状態だと思います。秋のリーグ戦に向けて、そこに金井が入ったらうまくつなげられるような、アウトサイドのメンバーも含めて切磋琢磨できるような環境だと思います」

―トーナメントが終わって今年は早慶戦までいつもより時間があったと思います。ここまでの練習ではどうでしたか?
「実際はそんなに良くなかったです。1、2週間くらいはゲームをせずに走ったり基礎的なことをやっていました。最後の1週間でゲームを入れたんですが、スタメンはあまり良くなかったです。いい状態ではなかったので不安はありました。ただ、リバウンドとルーズは強調していました。それで去年は勝てたので、意識だけは強くしていこうとしていました」

―4年生として、ここまでの早慶戦はいかがでしたか?
「1年生の時は少し出てすごい大会だなと感じるだけでした。2年生にはスタメンで出て、緊張もありました。3年生の時はそうした緊張もなくやれました。4年生で最後になるんですが、終わってもなんだか最後という感じがあまりしません。終わった、という感じですね」

―今日は久保田選手(#20)は良かったですが、得点のバリエーションが少なかったように思います。そこで井手選手がもう少し攻めてもという気はしましたが。
「それはよく言われています。行こうとは思うんですが久保田もボールを要求するし、金井もいる時は攻めるのでその中で自分の生かし方が難しいですね。引く部分も必要だと思いますし。ただ、トーナメントの筑波戦ではもっと行かなければと思ったし、自分が攻めている時はバランスもいいと思うので、もう少しうまくスペースを見ながら自分の居場所を見つけていけたらと思います。まだチームで噛み合っていない部分を感じます。もっと内に入れたり出したりしながらチャンスを作りたいんですが、なかなかそうなっていません」

―ただ、今日は金井選手がいませんでしたが、それでも少し1Qは消極的に見えました。
「そこは様子見もありました。とりあえずみんなにボールを触らせて、というのもあったので。金井がいないのでドライブできずに、そう見えたのはあるかもしれません。慶應はドライブに対するディフェンスは上手くないし、金井がいなければ自分がそこでドライブしていけるようにならないとダメですね。それに、秋に向けて2部には関東学院大や白鴎にセネガル人もいて、インサイドで簡単には勝負できません。インサイドアウトのプレーをできるようにならなければと思います」

―能力は高い選手は多いですし、その中で我の強いプレイヤーを一つの方向に導くのが大事ですね。今後どう取り組みますか?
「やはりゲームの中でやっていくことだと思います。いくら練習しても、自分としてはゲームの中でつかんでいく方が大事だと考えています。去年は早慶戦の後に夏の間ゲームが少なかったのは良くなかったと思います。走りこみをしてもゲームの中での体力は別なので。そこでプレーしながら話しあっていくのが自分の理想です。だからたくさんゲームをしたいですね。今年の夏はJBLを回って2週間ほど合宿をする予定です。金井も復活してくるでしょうし、頑張ります」

―学生最後のシーズンですが、残りをどのような時間にしたいですか?
「楽しくやりたいですね。そのためにはもちろん勝たないといけません。勝って、楽しく終わりたいと思います」

 


井手勇次/Yuji Ide

金井とともに早稲田大エースの一人。クラッチシューターであり、昨年からはPGのポジションにも取り組んできた。能力があるだけに、期待されることは多い。残された時間でそれをどう消化していけるか、形になる瞬間が待たれる。

 

 

 

 

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