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Interview【早稲田大】東 達也/山田純也/井手勇次/久保田 遼 【慶應義塾大】小林大祐/酒井祐典


「塾の代表の5人」というプレッシャー
負けて初めて知る早慶戦の重み

#14酒井祐典(慶應義塾大・3年・F)

3年目にして初めての敗北。
敗戦のショックとともに、ファウルトラブルに陥った酒井の口は重かった。
「相当気合いが入っていたから」と佐々木HCも気遣う。だが、不運な笛もあったが、それに対応しきれなかった自分自身にも否があると認める。
早慶戦には勝たなければ味わえない喜びもあるが、それ以上に負けなければ分からないことが山のようにある。
幸い、彼にはあと一度借りを返す機会が残されている。そのときに持てる全てのものを出して、満場の観客に彼の力を示して欲しい。


―試合を終えて。

「…4年生を勝たせてあげたかったです。あと勝ち越しもかかっていたので…。言い訳に過ぎないんですが、早慶戦って、試合に集中できる環境じゃない。色々考えてしまって、悪循環になってしまいました。それでも勝つのが本当の強さなんだと思います」

―トーナメント優勝から早慶戦までの短期間で、気持ちを切り替えるということは難しかったと思うのですが。
「個人的には優勝したその流れで、この早慶戦にも臨みたかったんですが…。調整期間としては、うちは一週間ということで、向こうの方が早めに早慶戦に向けて練習できたってところは…一つの敗因でもあったかなと思います」

―試合は、序盤はリードしたものの、終盤にかけては昨年に引き続き、接戦となりました。

「毎年、早慶戦は、トーナメントで結果残している方が絶対に勝つってことはまずないので、毎年こういう展開になってしまうんですよね。こういう展開になると、どっちが勝つかわからないので、僕ら的には圧倒して勝ったほうがよかったです。でも、こういう展開にしてしまったことが、いけなかったかなと個人的には思います。入りがとてもよかったので、そのままのペースでいければよかったんですが…。個人的にはファウルでチームに迷惑をかけてしまいました…」

―4Q残り14秒に3Pを打ちましたが、あの時の心境というのは?
「あのときの作戦は、インサイドで同点に追いつこうって話だったんです。でも、相手のディフェンスが中を警戒して、外が空いた。“空いたら打つ”くらいの感じで、迷わず打っていったんですけど…ああいう風に落ちて、最終的には負けてしまって。個人的には責任を重く感じています」

―先ほど、“早慶戦は試合に集中できる環境ではない”ということをおっしゃっていましたが、集中し切れなかったことがファウルに繋がってしまった、ということはありますか?
「ファウルは…個人的には納得できないんですが、吹かれてしまっては仕方がないので、今後は審判にアジャストできるように。あと、このチームでのファウルトラブルは致命傷なので、本当に自分の責任を重く持って、これから頑張っていきたいです」

―酒井選手は、今年が早慶戦初スターターでした。早慶戦で始めから試合に出るのと、途中から出るのとでは違いましたか?
「そうですね…。僕は結構あがりやすいタイプ。でも、周りは去年も経験していたので、それについていこうと思っていました。あと、スタートは“塾の代表の5人”なので、そういったプレッシャーもあります。去年はシックスマンだったので、流れがよかったときはそれを継続させて、流れが悪いときは、地味なプレーで流れを引き寄せるようなプレーをしようと考えていたんです。でも、今年はそれが全部悪い方にいってしまって…。今はもう頭真っ白で何もわからないです」

―試合後、一番悔しそうにしていたのが酒井選手でした。

「どう考えても、試合を見ていても、僕が一番仕事をしていないので。ファウルトラブルだったし、最後もシュートを決め切れなかった。4年生の姿を見るだけで本当に辛くて…。あと、早稲田が、うちでいう“若き血”(『紺碧の空』)を歌っているのを聴いたときはやっぱり…。ここ2年間はずっと勝っていたので、この悔しさは分からなかったんですが、この悔しさを知って、早慶戦がどれだけ重要な試合かというのを身に染みて感じています。絶対に来年は負けられない。もう結果が出てしまったので、あとはインカレで。新人戦は、僕らは出ないですけど、これから韓国に遠征に行ったりするので、そこで秋シーズンに向けて頑張りたいと思います」

 


酒井祐典/Yusuke Sakai
187cm/F
慶應義塾が誇るユーティリティプレイヤー。広いコートビジョンでオフェンス・ディフェンスともチームに多大な貢献を行う。187cmながら先の関東トーナメントではセネガル人プレイヤーに次いでリバウンドランキング2位。サイズを感じさせない力強さは必見。2009年度ユニバーシアード候補、李相佰杯にも選抜。

 

 

 

 

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