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Interview【早稲田大】東 達也/山田純也/井手勇次/久保田 遼 【慶應義塾大】小林大祐/酒井祐典


「本当にありがとうと言いたい」
これから続く人生で輝く“早慶戦”という“誇り”

#5小林大祐(慶応義塾大・4年・G/F)

「涙も出ない」「頭が真っ白」
これまで敗者となった幾多の4年生が言ってきたことを、小林もまた繰り返すことになった。
おそらく、今年の早慶両校の中にこれ以上早慶戦を愛している選手はいない。何も分からず負けた1年、勝って涙を流した2年、延長へのアシストパスを見せた3年。だが、過去3度の早慶戦は彼にとって勝敗以上のかけがえのない何かを得てきた時間だった。彼は両校を通じて唯一4年間主力としてこの試合に出場できた幸運な選手である。それだけに最後の年、自分が最高学年としてすべきことをできなかったショックは想像できる。けれど、自身が言うようにこの早慶戦という特別な戦いを終えて出てきたのは感謝の言葉だった。
負けはしたが、早慶戦の輝きは彼の人生の中でこれからも何にも代え難い光を放つだろう。


−試合を終えて。

「結果論なんですが、トーナメントを終わって1週間の練習を振り返ってみると正直いい練習はしてなかったと思います。やっぱりイージーミスも多かったですし、今日の早慶戦の試合前にもちょっとみんな疲れきったようなふわふわしたようなところもあって、集中できていなかったところもありました。僕自身もそうです。そういった意味で勢いをうまく掴めなかった。早稲田が掴ませてくれなかったというのが正直な感想です」

−トーナメントでは早稲田に20点差をつけました。そのときとの違いというのは?
「4年生のせいだと思います。僕自身もダメでチームに勢いを与えられなかったのは事実だし、田上(#4)もいろいろ考えている。チームを引っ張らなくてはならない4年生が、結果的にチームの足を引っ張ってしまう結果になったと思います。そこが一番悔しいですね。勝ち越しを相手にさせてしまって、後輩に課題を残した。ここは勝ち越しのための最大のチャンスだったのに。悔やまれます」

−試合のあと、何か4年生からは話をしましたか?
「田上から一言あったぐらいです。あとは佐々木先生が自分の采配が原因だったと言う話がありましたが、それはもちろん違います。僕らが指示を体現できなかったというのが最大の原因だと思います。でもここでくよくよしていても意味がない。昨年のリーグのときには明治に2連敗したときにもうまく切り替えて、いい結果につながった。僕らはそういう意味で経験をしてきているので、次に新人戦で後輩たちにいい結果を残してもらえるように頑張るしかないですね」

−例年は新人戦まで1週間しかなく、なかなかいい練習ができていなかった環境があると思いますが。
「僕らが早慶戦で結果を残せなかったことは本当に悔しいことですし、結果を残せなかったということで自分たちの存在価値がよく分からないことになっています。そういう意味でも僕らが後輩にだらしない練習をして試合に臨ませたら完璧に悪影響ですし、もちろんそんな気は毛頭ありません。できることはやるだけやって、後輩たちにいい形で新人戦を迎えさせてあげられればなと思います」

−最後の早慶戦を終えて、小林選手にとって「早慶戦」とはどんなものでしたか?
「最後なんですよね。こういった大会はもうない。負けはすごく悔やまれるんですが、負けがあるということは勝ちもあるということで、どっちかの結果は出る。そういった意味で結果どうこうよりもこうやって多くの関係者や友達に見てもらって、鼓舞し続けてもらって、そういった環境にいられたことが本当に久しぶりで。結果は出なかったですが、本当にありがとうと言いたいです。純也(早稲田大#21)や田上とも小さい頃から一緒にやってきて、このすばらしい場にみんなで立てたことに感謝したいですね。親になっても子どもに自慢できる話ですし、そういった意味でもこの4年間本当にありがとうという気持ちです。今は頭が真っ白ですが、それしか言えません」

 


小林大祐/Daisuke Kobayashi
188cm/GF
慶應義塾の攻撃起点。アウトサイドシュートのみならず体格を生かした力強い1on1からのドライブなど、このサイズの選手としてはプレーの幅が広く、貴重だ。ケガでトーナメント中から左手のプレーはできないままだったが、それでも優勝を始め、エースとしてチームを引っぱった。

 

 

 

 

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