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 田上和佳(慶應義塾大・3年・F)  


田上和佳 /Kazuyoshi Tanoue
昨年から最も成長した選手。柔らかく高い弧を描くシュートは類を見ない美しさ。精神面でもチームの中心として先導する姿が目立つようになった。今期注目の選手である。

 

 


早稲田OBでもある兄が見ている中での試合は、緊張の原因でもあった。
しかし、目標としてきた兄の前で自分の成長を見せられたことは
大きな喜びでもある。
小林のパスを受けて見事に延長戦に持ち込んだ。
今やチームになくてはならない選手である。

―勝利の瞬間は?
「いやーもう、最高でしたね。トーナメントが終わってから、しっかりと切り替えをして、自分なりにずっと緊張感を持って練習に臨んできました。チームの中心ということもあって、甘えとか逃げ腰なところは見せられないし、絶対に勝つんだという姿勢を示さなきゃいけないなと思っていました。今日勝ったことで、その辺の緊張感も全部報われたし、肩の荷が下りたというか。ほっとしました」

―早慶戦初スタメンでしたが。
「最初の方はかなり緊張していました(笑)。春からスタメンでやらせてもらって、チームの中心っていう自覚もあるので、しっかりやらなければと思っていました。でも、序盤はシュートが入らなくて……。ダメだからダメっていうのだと責任が取れない。調子が悪いということもそれはそれで受け入れて、早くシュートの調子だとか緊張している自分をどう動かすかという方法をコートの上で探していました。中盤では結構シュートも入ってきてよかったなと思いました。春からずっとスタメンとして出してもらっていた経験がここになって生きたかな。集中したらやっぱり緊張って言うのはなくなっていくんですけど、4Qの残り1分くらいからきわどい展開で。でもそこは落ち着いて。僕は、3年生として自分のシュートでチームを勝ちに導くっていう強気な姿勢を持つように努めてきたので、最後のパス(#11小林から)は偶然だったけど、そういう気持ちを新たに持てたことがあのシュートにつながったのかな(笑)。ポジティブシンキング! よかったと思います」

―延長戦にもつれる、長い試合でした。
「練習のときから早慶戦は何があるかわからないということを言っていました。実力的には慶應の方が上だって言われていたけど、やっぱり早慶戦だからということで、とにかくそういうことは考えずに練習してきました。自分たちが悪いときも、1点でも勝ち越せるチームになろうという風にみんなで共通理解を持って望んでいたので、それが今日は結果として出たと思います」

―試合の序盤は追う展開でしたが。チームでは何か意識していたことはありましたか?
「うちのチームは入りが悪いって言うのは毎回言っていて、毎回きちんとしようということを声がけしているんですけどね。トーナメントの法政戦のときに入りがダメで、それで焦っちゃってずるずると負けてしまって。でも次の筑波戦の時は、最初は悪かったけど、自分たちのプレーをしようと意識してやった結果、いい形に持っていけて。だから、今回も入りは悪かったけど、そういう意識を持っていたし、焦らずに出来たと思います」

―最後は4年生も出場でした。
「本当によかったです! 慶應では、縦割りミーティングっていうのがあって、1年生から4年生でグループを作って話したり、ご飯を食べに行ったりするんです。その時にうちの班の4年生から、『頑張って(自分たちを試合に)出してくれ』という風に言われていました。そんなこともあって、絶対に出られるような展開にして、4年生にいい思いをさせて、早慶戦のいい思い出を作ってほしいと思っていました。最後の最後に本当にそうなって本当によかったです! 替わった時はもう、『やるだけやってくれ』という感じでした(笑)」

―観客は総立ち。何か感じたことは?
「集中しているときは、あまり観客の方には目がいかないけど、自分たちがシュートを決めたらものすごい歓声が湧いて。やっぱり背中を押されたという感じですね。その歓声があったからこそ、『この場面で負けちゃ行けないな』と思えましたし」

―リーグへ向けて。
「早慶戦で勝つっていうくらい、リーグ戦での1部昇格、インカレで日本一というのは大切なこと。特にリーグ戦では、しっかりと勝ち星を挙げていって1部昇格するのは使命です。絶対にその目標を果たさなければならないと思っています。そこは3年生として、チームの中心として甘い考えを持たずに自分にもチームにも厳しく、高い意識を持って練習に取り組めるように努めたいです」

 

 

 

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