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 小林大祐(慶應義塾大・3年・GF)  


小林大祐/Daisuke Kobayashi
インタビューでは声がガラガラに嗄れていた。あまりの歓声にアナウンスも全く聞こえなくなる早慶戦、その中で声を出し続けた結果だ。「あと1回しか味わえない」喜びの中に名残惜しそうな気持ちもにじんでいた。

 


「奇跡と奇跡の巡り合わせ。自分たちの勝利が慶應への恩返しになる」
慶應義塾大創立150周年という節目にあって、
春から小林が一貫して続けているコメントである。
そのために勝負どころで貢献することが自分の仕事。
個人で目立とうという選手ではない。感謝の心が今の小林を動かしている。

−3度目の早慶戦にはどのような意識で?
「今年は150周年ということで、僕らが何をしたという訳ではなく奇跡が巡り会って僕らがこの場でやらせてもらっている訳で、そういう奇跡は重く受け止めて、僕らが何かを残せば慶應に何か返せるのかなと」

−その中での反省は。
「チームとしての課題はチームプレーの精度をあげることです。点差が離れても、すぐに追いつかれるという展開がチームとして積み重なって出てきているところがあります。個人で言うと自分は出だしが悪いので、そこは改善していきたいです。うちは先行逃げ切りが基本。そこが全てなのでそこら辺を意識して練習していきたいと思います」

−トーナメントから早慶戦まで1週間しかありませんでした。この1週間はいかがでしたか?
「関東トーナメントが3位で28年ぶりの好成績を残せました。早慶戦まで1週間と短かったんですけど、みんな3位という結果に満足していなかったのが大きかったと思います。関東は関東で、早慶戦は早慶戦と意識していたんです。今日も始めはリードされていて、でも最後には勝てたのはそういう意識の芽生えが結果として出てきたんだと思います」

−残り数秒での同点ゴールをアシストして延長戦となりましたが、4Q終盤の指示は?
「僕がもらってカットインにいけと言われて、とにかく延長戦に持ち込めという指示でした。相手もディフェンスが3人寄ってきていて、ちょっと打つか迷ったんです。ゴール下を見たら空いているところにタノが来ていた。長年小学校から一緒にやってきたので、パスを出せたのがうまくいきましたね。そこは長い間一緒にやっていた息というか、コンビネーションですね」

−延長戦に入る時のベンチの様子というのは?
「試合開始から展開は良くなくて雰囲気的に悪かったので、延長に行けたというのが大きくて。延長戦は僕らにとって強みにもなったし、相手もファールがこんでいたので僕らのバスケットをやれば10点ぐらいは開くなと。みんなもそういう気持ちでした」

−観客が総立ちになって応援してくれましたね。
「そういう慶應のなんというか、協調性?というか一体感がすごいなと。コートで試合をしている僕らにも力になるし、チームにも個人にも声もかけてもらって、じゃあもっとやろうという気持ちになりますね。すごく助かります」

−良きライバルとして今日の早稲田の頑張りにも一言お願いします。
「去年は早稲田は125周年という節目で僕らが勝って、今年は僕らが150周年で早稲田と逆の立場。だからこそ早稲田からは負けないという気迫が伝わってきたし、早慶戦のルーズボールやリバウンドやボール以外のところでも白熱しいた戦いがあるのが、早慶戦。そういう試合ができて、相手もいいチームだと感じられたし、早稲田とやれて本当に幸せでした」

−春は近年にない好成績で終えることができました。

「僕は結果に満足しなければ次に進めない。よく『結果に満足するな』と言われますが、自分はそうではなくて『今回はこういう結果で良かった』と結果に満足して次のステップに上がるんだと思っています。今回は春の結果は春の結果として満足して、秋の結果は秋の結果で僕らの頑張りがそこにつながると思うので、油断や慢心がないように頑張りたいですね。僕らの最終目標はあくまでも1部復帰ですから」

 

 

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