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 第65回大会(2007.6.24)


試合前の下馬評を覆し
慶應大が先行リードで圧勝


 先だって行われた関東大学トーナメントで45年ぶりの準優勝を収めた早稲田大。近森、菅川、前川、風間、木下、加藤(亮)といった主力は4年生中心。エース近森を筆頭に上級生がチームを支える安定感がチームにまとまりを与えていた。一方慶應大はトーナメント、新人戦ともに接戦ながらもベスト16に終わる不本意な結果。春先の完成度を見れば早稲田大有利の声は揺るぎないもののように思われた。

 しかしそんな事前のデータが全く役に立たないのが早慶戦である。予想を裏切るように試合開始からリードしたのは慶應大だった。4年生香川のレイアップを皮切りにペイント内に積極的に攻め込む戦法が功を奏し、1Qからリードを奪う。守っても205cmの1年生、岩下がこれ以上ない働きぶりでゴール下を死守。早稲田大は近森が機能せず、2Qで得点こそ5点差に押し戻したものの、試合の流れはずっと慶應大にあった。おまけに近森が途中で目の上を切って本来の動きができなくなると、早稲田大は攻撃起点を失い、ずるずると引き離される。

 慶應大は前年の早慶戦で3連勝の後に1敗を喫していた。勝敗がタイになるまであと1勝という年、1年生の時から勝利しか知らなかった主将・加藤たちの学年に突きつけられた天国の後の地獄。それが思いのほか重くのしかかっていたことは間違いない。4年生の顔つきはいつもと違っており、昨年の借りを必ず返す意気込みは試合前からひしひしと伝わってきていた。
「早慶戦の借りは早慶戦でしか返せない」
そんな歴代の選手たちが発してきた言葉がある。慶應大は見事勝利でその言葉を体現してみせた。閉会式の後、勝利まで「重かった」と普段は飄々とした主将・加藤が心の底からホッとしたように心情を吐露した。早慶戦は多大なるプレッシャーとの戦いでもある。

 対戦成績はこれで早稲田の33勝、慶應32勝。勝敗がタイに並ぶまで慶應大があと1勝と迫った。

 



慶應大・加藤と早稲田大・前川のマッチアップ。



激しいぶつかり合いで目の上を負傷、後半はほとんどベンチだった早稲田大・近森。

 

 

   
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