●BOJ SHOKING

「BOJショッキング」は現役
選手の友達の輪をたどってイ
ンタビューを敢行する試みで
す。「え?この人からあの人
?」といった紹介があるかも
しれません。どのような交流
の輪が続いていくのか、お楽
しみに。

●LINE UP

2006年度
vol.1 高久順(法政大)
vol.2 酒井泰滋(慶應大)
vol.3 正中岳城 (青山学院大)
vol.4 喜多川修平(専修大)
vol.5 竹野明倫 (大東文化大)
vol.6 眞庭城聖 (日本体育大)

※文中の所属や経歴はインタビュー当時のものです。

 

 
 


BOJ SHOKING2006 vol.1

ビッグパフォーマンスでファンを釘付け。
大学バスケット界を面白く盛り上げる男

高久 順(法政大学)

 
 


キャプテンとしての不安

B: 新しくなったBOJショッキング、第1回目は高久選手です。よろしくお願いします。新しいチームが始まりましたね。17番をつけてますけど、高久選手はキャプテンですよね?
「全然キャプテンです(笑)。色々あるんですけど、キャプテンです」

B:キャプテンから観て、今の法政大はどのような感じですか?
「練習でのBチームとの試合では通用しても、法政はディフェンスがあまり強くないので、こうやって他大とやると通用していたプレーが出来なくなったりしますね。今日の早稲田との試合(京王電鉄杯)でも、うちは練習内で激しいディフェンスをやらないから、ほとんどオフェンスが通用しなくてフラストレーションが溜まってファウルが重なったり、悪い状況になりますね」

B:キャプテンになって苦労していることなどはありますか?
「今年はコーチがいなくて、練習からチームをまとめるのがすごい難しいなって思います。スタメンを決めるにしろ、コーチがやることで、選手がやることじゃない。今は監督がやってるんですけど、深尾(2年)と末廣(4年)と神津(1年)と信平(1年)と俺の5人で40分フルでやってて。タイムアウトは『もっと辛い場面がこれからはあるんだから、自分達でやりなさい』ってとらないですね。相手のタイムアウトでベンチに戻ったらコーチが悪いところを修正するじゃないですか。それがうちには一切ないですね。まず作戦板自体がないと思います(笑)。選手達だけでやっていることがつらいですね」

B:そのような状態だからこそ、キャプテンとして以前より考えることが多くなったのではないでしょうか?1番考えるようになったことはありますか?
「1年生の神津や信平が攻めて悪いシュートセレクションで打っても、僕とか末廣は我慢しなくちゃいけないって思っていて。ここで彼らを固定したバスケットにしちゃうと法政らしくないし、ここは抑えてパスにしようとかは一切言わないです。そこが法政の1番恐さでもあると思うんです。他大学から見たらすごいメンバーじゃないですか。ファンの人から見てもこの5人が出るというのはドリームチームだと思うし、みんな身長が190くらいで、スタメンが全員ダンク出来るチームってなかなかないじゃないですか。爆発力のあるチームにしていきたいですね。キャプテンとして1番大変なのは、練習が締まらないことですね。選手はスタメンになりたい、ユニフォームを着たいという気持ちでみんな練習してると思うんですよ。でも、コーチがいないので誰にアピールしていいのか分からないので、そういのがモチベーションの低下に繋がっているんですよね。スタメンの5人と6・7番目の選手しかモチベーションが高くない。そこが1番大変なことだし、これからトーナメント終わって夏の合宿どうするんだろうと、不安がいっぱいです」


バスケットに対する想い
「 法政のバスケはおもしろいですよ」

B:高校から大学へ段階が上がったことで、変わったことなどはありますか?
「僕が法政に入ったときはインサイドをやらされたんですよ。その時の対戦相手が勝又さん(勝又穣治・大東文化大卒・現OSG)とか鵜沢さん(鵜沢潤・日本体育大卒・現三菱電機)とか山田さん(山田大治・日本大卒・現トヨタ自動車)とかスーパーリーグに行くような人たちとばかり。今でも体が大きいわけじゃないけど、当時はもっと体ができていなかったし、インサイドで出来ないなっていうのはあったんですよ。どうノーマークで思いっ切り打つかって悩んで、やっと3Pも打てるようになりましたね。高校の時は3Pはタブーだったから。こういう言い方は良くないんですけど、能代工業はやらされているバスケ、自由が利かないんですよ。強いチームになればどのチームにも決まり事とかあるし、でも決まり事があるから強いわけで。能代工業のときはプレースタイルの幅は全然なかったですよね。でもハートの強さとかはすごいついたと思います」

B:考えるようになったことは?

「大学来て全然通用しないなって思って、外とか中とか、自分では何が1番通用するのかと考えるようになりました。だから今の1年生の神津とか信平とかは大学の当たりに困惑してるし、1年生だからやけになると思うんですよ。自分と同じだなって。自分はもう余裕ができたというか、ハタチも超えたし(笑)。4年にもなったんで少し落ち着いたかな」

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高久順[たかく じゅん]193cm/85kg。能代工業高校→法政大学。 インターハイベスト4、ウインターカップ3位。審判の目を欺き相手からチャージングを奪い、相手や審判へのトラッシュトークなどのパフォーマンスに目を奪われがちだが、強豪校・能代工業出身とあって大きな相手にも劣らないリバウンド力と高確率のシュート力はさすがだ。今年はキャプテンということもあり、試合中にチームメイトにアドバイスをするなど大人になった感じが伺える。
 
 
 

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