B-1JAPAN2008〜OVERTIME 〜

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 B-1JAPAN 開催に至るまで
 

「B-1JAPAN」は4年生の最後の舞台のイベントとして始まり、今回で7回目となった。全くのゼロからノウハウを積み上げ、現在に至るのはひとえにこのイベントを支えてくれる多くのスタッフや観客、そして選手の存在があるからに他ならない。

 回を重ねるごとに認知度は高まった。しかしその一方で、年々開催に関しては越えなければならないハードルも多くなってきた。例えば、日にちの決定がその一つだ。イベントの初期はまず会場や日程が優先されてきた。リーグ戦中にはだいたいの日程を決定し、会場を打診し、OKが出てから選手の意思確認に回るというのが常だった。我々のようなどこにも属しない団体が体育館を押さえるのは至難のことであり、会場に合わせて選手に都合をつけてもらうしかなかった。しかしイベントも回を重ねるにつれて様々な複合要素が絡まり合うようになる。プロリーグができ、選手の進路がこれまでより広がると、年明けのスケジュールはガラリと変わってしまった。選手によって空きスケジュールにかなり違いが出てくるようになり、選手確保も一筋縄ではいかなくなる。納会、テスト、トライアウトといった日程を避けながら会場と選手、この2つをどちらも押さえなければ開催のゴーサインが出せなくなったのがここ数年の現状である。毎年「いつ開催するのか」「告知だけでも先に出してしまえば」と多くの質問、意見をいただいてはいるものの、そもそもが毎年開催できるかどうかはその時になってみなければはっきりとは言い切れず、結局はぎりぎりとなってしまうのはそういった事情がある。

 第6回の会場が決まったのは年末12月28日のことだった。今回は年末が差し迫っても全く決まらない状態が続いた。体育館が借りられそうな日は出られない選手が多く、一番選手が揃う日は逆に体育館が押さえられなかった。選手は「出たい」と言ってくれている人が多かっただけに、頭の痛い日が続く。「最悪開催できないかもしれない」そんな思いがよぎった瞬間もあった。そんな中で手をさしのべてくれたのが国士舘大学だった。昨年同様年末の押し迫った時期に快諾をいただき、年明けには告知に踏み切ることができた。この年の国士舘大の活躍がなければそもそもなかったかもしれない話で、部員総出となっての多大な協力には深く感謝するばかりである。

 事前に少しだけ話は進めていたものの、本格始動は年明けとなった。当日まで25日。準備期間は昨年より1週間少ない厳しい状況を、スタッフは自分のテストや仕事をやりくりして奔走することになる。参加選手は30人以上とこれまでで最多。多くの参加意思がうれしかったと同時に、30名をどう動かし、観客に伝える場面をどう作るかといった難しさも加わった。昨年は夏から選手と試合以外で話をする機会が多く、積極的にイベントについての意見をもらう時間があったが、今年はそういう時間を取れないまま準備を進めなければならなかった。イベント内容については回を重ねるごとにブラッシュアップしながら、当初に比べれば随分形になってきてはいる。現役スタッフが少ない中、BOJのOB、OGもこのときばかりは駆けつけて助けてくれる。しかし毎年同じことをするのではなく、進化していなければ意味がない。5対5や3P、ダンクといったオーソドックスなアトラクションを基本にはしているものの、マンネリにならない工夫が必要だった。

 特にアトラクションに関してはどういった方式にも見ている人にはそれぞれの意見、感じ方があると同様に我々も毎回「こうする方が伝わりやすいのか」「こうした方が選手の魅力が一番出るのでは」といった試行錯誤の繰り返しだ。時間内にやりたいアトラクションを全て詰め込むことはできない。けれど、おきまりのコンテンツをさらうだけでは物足りない。3Pは過去を踏まえ、選手が一番打ちやすく進行もスムーズになる方法を考え、予めボールを用意しておく方式にした。1on1は観客が見たいものを念頭において、急遽採用に至った。毎回100%の正解はない。やってみてその結果を次回に再考するということになる。例えば3Pに関しては毎回やり方を変えたせいで一定した記録は残ってはいないが、一番明快な形(リバウンダー2名、パッサーの選手1名)だった「B-12004」に近い形、成功数もほぼ同数に引き上げることができた。また、ダンクなどは出場する選手の個性も大きく作用することもあって、毎回未知数な面もある。

 こうした準備の足りない部分など不安が残るスタートだったが、会場のアクセスが悪かったにも関わらず昨年より多くの観客が集まった。選手たちは説明の時間が足りなかった中で、それぞれのスタイルで楽しませてくれたと思う。スタッフに関しても今回は公式にはボランティアを募集しなかったが、自らメールで問い合わせてくれた人がたくさんいたことには深く感謝したい。また、朝9時から会場の設営を行ってくれた国士舘大の下級生たちにも感謝してもしきれない。

「B-1JAPAN」は人の力あってこそのイベントであり、そうした助けがなければ成立しえない特別な1日でもある。それを観客、選手の垣根なくこの空間に集う全員が参加者であることを実感し、楽しめる1日であること。それを今後とも追求し、実現していきたい。

 
2006年から行っているカーテンコール。選手が実際にしゃべる声、表情を間近で感じて欲しいというコンセプトから。

今回新企画のスライドは4年間を振り返る内容。機材の不調で後半に途切れてしまった。残された課題の一つ。


最後には選手が観客を見送るスタイルも、選手を間近に感じて欲しいから。

 

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